本音を言うと、、 [想い]
やっぱり、、決勝戦の感想を話したかった僕たち。
結局、昨日、まーくんと飲みに行った。
僕たちは、弱い佼成学園しか知らなくて、
僕たちは、強い日大三高しか知らない。
だからこそ、
回が進むに連れて、、
本当に甲子園に行けるかもしれない、、
っていう気持ちや、
あの弱い佼成学園が本当に甲子園、、行けるのか？
っていう気持ちや、、
よくここまできたなぁ、、
っていう気持ち、
なんとか、あと少しがんばってくれ、、
っていう気持ち、、
期待とも違う、不安とも違う、、
信じていないわけじゃないけど、信じられないような、、
ことばでは表現できないようないろいろな感情が入り混じっていた。
2回、1点先制。
でも、、その後はチャンスでも点が入らず。
それでも、日大三高に点を与えることなく乗り切る後輩たちをみて、、
もしかして、、
という気持ちが強くなっていった。
8回表、、2アウト満塁のピンチを乗り切ったとき、、
もうすでに、、涙が出そうだった。
あと1回。
でも、、まだ1回。
相手はあの強い日大三高なんだから、、まだわからない。
それでも、、僕たちの目の前で戦っている後輩たちは、、
僕たちが生徒だったときの、、あの弱い佼成学園ではない。
だから、、なんとかしてくれる。
そう思って迎えた9回表。
神宮球場には、
吹奏楽部の後輩のヨシノくんやユムラくんが仕事を抜けて応援に来ていたし、
吹奏楽部で同級生のサノちゃんも、予定があるのにそれでも応援に来ていた。
僕たちの世代は、、
あの強い日大三高にリードしたまま9回を迎えることなんか、夢だのようだし、
そもそも、決勝に来ることなんか、、夢のまた夢だった。
そんな僕たちは、
一緒に野球を観ているのに、
誰ひとりとして、話すこともなく、みんな無言で戦況を見つめていた。
1アウト。
四球。
2アウト。
アウトをひとつ取る度にあがる大歓声と、込みあげてくる想い。
あとひとつ。。
四球。
2アウト1,2塁。バッターは3番。
初球だった。
打球は、ライト頭上を越えて、、2塁ランナーに続き、1塁ランナーも生還。
その光景をみて、、
つい、10秒前まで、込みあげていた涙が、、スーッと引いていった。
初めての経験だったし、初めて感じた感情だったけど、、
それをどう表現していいのかが、、わからない。
そして、、
最終回、ダブルプレーで試合終了。
なんとも言えない、、感覚というか感情というか、、気持ちというか。。
昨日はまーくんとそんな話をした。
あの場にいた人たち、みんながまったく同じ想いだったわけではないと思う。
僕らより若い、最近卒業した後輩たちは、
今年こそ甲子園！
という想いの中で声援を送っていたと思う。
僕らより先に、、卒業した先輩方は、
久しぶりの甲子園！
という想いだったかもしれない。
同じ母校を応援するにしても、
みんなそれぞれに胸に秘めた想いは少しずつは違っていたと思う。
それでも、ただひとつ、、
あの場にいて母校を応援していた誰もが、
甲子園に行きたい
そう思っていた。
だから、、
やっぱり、、残念だったなぁ、、
なんて、、まーくんと話していて思った。
選手たちはよくがんばったし、
本当に胸を張れるし、
誇りに思うし、、
一番悔しいのは、、選手たちなんだから、、
こんなことブログに書くのもいけないのかな、、
なんて思ったけど、、
やっぱり、残念だった。
甲子園、、行きたかったな。。
この悔しさをバネに、
後輩たちにはぜひとも来年、甲子園に行ってほしいな、、って思う。
でもさぁ、、
佼成学園を卒業した先輩後輩たちが世代を超えて母校を応援したり、
一喜一憂したり、、お酒を飲んだり、、
本当に佼成学園の卒業生でよかったなぁ、、
なんて思う。
それに、、普段生活しているだけでは感じることの出来ない感情を、
今回の決勝戦で感じることが出来たのは、、ある意味では幸せなことだったのかな。。
9回表、、2アウトから逆転されたときの感情は、、
どんなことばにも表現できないくらいの、、何とも言えない、、感情だった。
残念だったけど、、
でも、、
がんばって戦ってくれた後輩たち、
誇り高き戦士たちに、
心からありがとう
っていう気持ちが、、やっぱり一番強いかな。
だから、、やっぱり、、
ありがとう
なんだね。
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