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♪愛はとこしえに生き [レ・ミゼラブル]




はいさぁい♪みなさん元気ですかぁ~♪





今日はネタバレ全開です!!!!!





この前ね、、


映画「Les Miserables」を観にいってきたんですよ。



3回目^^




ミュージカルじゃない分、


さすがに、3回はつらいよねぇ、、


なんて思いつつも、、


最後、バルジャンが天に召されるシーン、、


そして、、そのあとの♪民衆の歌には、、


涙が出てきてしまうわけで^^;




ということでね、


今回はバルジャンとジャベールは、、


おいといて、、


ファンティーヌエポニーヌについて^^



というか、、


♪夢やぶれて♪オン・マイ・オウンについて、、かな。





この物語に出てくるいかにも幸薄な女性といえば、
前半はファンティーヌであり、後半はエポニーヌになると思うんだけど、
劇中でソロがある女性もこのふたりで、、

ファンティーヌ、、♪夢やぶれて、

エポニーヌ、、♪オン・マイ・オウン。

どちらの曲も聴いていて本当に苦しくも切なくもなる、、
なんとも言えない気持ちになるんです。

だけど、
そのメロディが、、この物語の随所に出てきて、、
それを聴くと、、
その苦しさや切なさ、、をも通り越した気持ちになるんです。



ファンティーヌがうたう♪夢やぶれては、、
娘のコゼットを預けているテナルディエにお金を送るため、
工場で働いていたんだけど、
その工場を追い出され、自分の髪を売り、さらには、歯を売り、、
そして最後は、、、
という、
もうこの世に神様はいないのかぐらいな不幸のどん底の中でうたわれるから、
いつ聴いても、、
心が痛く、、苦しくなるんだけど、
このメロディって、他のシーンでも結構使われているんですよね。


映画では、
バルジャンがうたう前に川に飛び込んだから、
このシーンはなかったんだけど、
ミュージカルでは、
ファンティーヌが天に召された後、
バルジャンはファンティーヌのなきがらに、、
「これだけは誓う 子供は私が守る 幸せにしよう 誓ってやり遂げよう」
というんです。
そのときのメロディが、この♪夢やぶれてのメロディなんですよね。
このシーンでは、
ファンティーヌの遺志をバルジャンが受け継ぐようにも感じるし、
もっと言っちゃえば、
バルジャンの中にファンティーヌが宿ったようにも感じるんです。


そして、僕が好きなシーン、、
バルジャンが森でコゼットと出会い、テナルディエ夫妻の宿屋へ行った際、
テナルディエ夫妻に、ファンティーヌとの約束を教えるシーン、、
そのシーンは、
それこそ、
バルジャンの心の中にファンティーヌがしっかり生きていることが、
すごく感じられて、、
とても胸がアツくなるんですよね。


♪夢やぶれてって、、
ファンティーヌの曲で、、
このメロディが使われているシーンには、
必ずファンティーヌの「心」がそこにあるんですよね。


だから、、♪夢やぶれてのメロディって、、
なんか、
「温かさ」っていうのも僕は感じるんです。



一方、
エポニーヌがうたう♪オン・マイ・オウンは、、
純粋にマリウスを想う気持ち、、
でも、その想いは届かない。。
っていう、、
やっぱり、、いつ聴いても切なくなるんです。


映画では、
雨に打たれながらうたうから、、
その雨がまた、、
エポニーヌが求めている幸せが、、明らかに遠いところにある、、
というよりは、
存在すらしていないのではないかという感じがあって。。
雨が、、エポニーヌの想いを打ち砕いているようにすら思えるんですよね。


しかも、
エポニーヌの♪オン・マイ・オウンのメロディって、、
実はエポニーヌが♪オン・マイ・オウンをうたうずいぶんと前に流れているんですよね。
そのシーンっていうのが、、
ファンティーヌがコゼットを想って最期を迎えるシーンなんですよね。

ファンティーヌから想われ、愛されたコゼット。
そのコゼットより優位にたっていた幼少時代のエポニーヌは、、
成長して大人になって、、マリウスに恋をするんだけど、、
そのマリウスが想い、愛したのはコゼットなわけで。。

ファンティーヌやマリウスに想われ、愛されたコゼットと、
母テナルディエに愛されず、マリウスにも気持ちが伝わらないエポニーヌ。

そう考えると、、
♪オン・マイ・オウンって、、
かなり、、エポニーヌにとって、、つらい曲だよなぁ、、、
なんて思うわけで。

幸せの世界に縁などない。

このエポニーヌのことば、、
というより、、
叫びは、、いつ聴いても切なすぎて胸が痛い。。


でも、、そうじゃない見方もできるんですよね。

ファンティーヌのコゼットへの「愛」。
エポニーヌのマリウスへの「愛」。

「愛」の形はそれぞれ違うにしても、、
結局は、、「愛」なんですよね。

ファンティーヌの最期のシーンも、
エポニーヌのソロのシーンも、、
「愛」を感じるんです。


そして、、
もうひとつ、、
バルジャンが天に召されるシーンでも使われているんですよね。

映画では、、
ファンティーヌとバルジャンがうたうんだけど、、
ミュージカルでは、
そこにエポニーヌもいて、、3人でうたうんです。

そのシーンが荘厳というか、、崇高というか、、
本当に素晴らしいんです。


その最後のシーン、、
バルジャンが天に召されるとき、、

「誰かを愛することは 神様のおそばにいることだ」

という。。


なんていうか、、
「愛」とは何なのか。

それをこのメロディに託している感じがして、、
本当に、「強さ」を感じるんです。





さらに、、こんなことも感じてるんです。


♪夢やぶれてって、、
ファンティーヌの曲だって、さっき書いたけど、
ファンティーヌがうたうときは、、
それこそ絶望の中でうたうんだけど、、

そのファンティーヌがうたうシーン以外で、
このメロディが出てくるときって、、
「過去」はあるけれど、、
それでも前を向いて進んでいこうという、、
そういう気持ちで、うたわれている気がするんです。

バルジャンがこのメロディにのせてうたうとき、
バルジャンの心にファンティーヌがいるだけでなく、
バルジャン自身も、暗い「過去」を振り払うべく、
前を向いて、コゼットを守り抜くと誓っているように思えて、、
とにかく、、必死に前を向いているように思うんですよね。

そして、、
それを一番感じられるのは、、
やっぱり、、
♪ワン・デイ・モアですね。

この曲は、、一幕フィナーレで、、
バルジャン、マリウス、コゼット、エポニーヌ、、
アンジョルラス、、ジャベール、テナルディエ夫妻と、
この物語の主要キャストみんなでうたうんだけど、、
そのメロディが、、♪夢やぶれて、、なんですよね。

メロディでファンティーヌが出てきているだけでなく、
みんな、、「明日」を、、
「未来」をみているんですよね。

このシーンは、、本当に鳥肌が立ちます。


そう、、♪夢やぶれてのメロディのシーンは、、

「未来」をみているんです。



それに対して、
♪オン・マイ・オウンやそのメロディは、、

「過去」でも「未来」でもない。


「今」をうたっている。


「今」この瞬間の気持ちをうたっていて、、
そこには常に「愛」がある、、
そういうように感じるんです。



♪夢やぶれてのメロディでは、
前を向いて必死に生きることを、、

♪オン・マイ・オウンのメロディでは、
「今」を必死に生きることを、、

感じることができて、

そのどちらも大切なことで、
どちらの曲からも、「生きる強さ」を感じるんですよ。

そして、、
その「強さ」のなかに、「愛」を感じるんです。



だから、、
どちらの曲もなくてはならない曲で、
ふたつでひとつなのかなぁ、、
なんて思ってしまうんですよね。



同じように、、
ファンティーヌとエポニーヌも、、
ふたりでひとり、、
という言い方はちょっと違う気がするけど、
ファンティーヌだけでもなく、エポニーヌだけでもなく、
やっぱり、ふたりとも欠かせない存在なんですよね。



最初、ミュージカルを観たときは、
単純に、幼少時代はエポニーヌが幸せでコゼットが不幸で、、
それが、成長したら逆転して、コゼットが幸せでエポニーヌが不幸になった、
みたいに、、
エポニーヌとコゼットを対比させて観ていて、
それもそうなのかもしれないけれど、
それよりも、
ファンティーヌとエポニーヌなんでしょうね。


ふたりの女性の「愛」は、
母として娘を想う「愛」、
女性として男性を想う「愛」、、

結局は、、さっき書いたように、
そこにたどり着くってことですかね。


こう思えば、、
なぜファンティーヌとエポニーヌは、
コゼットの存在はあるにしても、
お互いまったく接点がないのに(本ではちょっとだけ接点があるけど)、
ミュージカルの最後、、
バルジャンを迎えに来たのは、
ファンティーヌとエポニーヌだったのか、、
っていうのが、、すっきりするような気がしますよね。



最後のシーン、、
バルジャンが天に召されるとき、、

「誰かを愛することは 神様のおそばにいることだ」

と、♪オン・マイ・オウンのメロディでうたうところに、、
この物語の一番大切なメッセージが込められているんだろうなぁ、、
なんて思うんだけど、、
みなさんはどう思っているのかな。。




と、、
ファンティーヌとエポニーヌについて、、
♪夢やぶれてと♪オン・マイ・オウンについて、、
感じたことをひたすら書いてしまったので、、

話がまとまってなかったり
話がわかりにくかったり、
話があっちこっちいったりしてるかもしれませんが、、
まぁ、、
そんなことを、、感じました。



これから映画「Les Miserables」を観にいかれる方は、、
もし、、よろしければ、、
ぜひ、、音楽にも注目してみてください。



今日は長々とありがとうございました。



みなさま、今日も一日お疲れさまでした。



明日も1日笑顔で楽しく過ごせますように☆




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