品川のクリーニング屋さんの話 [日記]
はいさぁい♪みなさん元気ですかぁ~♪
平成23年3月11日、午後3時ぐらい。
今日はもう仕事どころじゃない、、
と、お店を閉めようとした店主にひとりの男性がこう言ったそうです。
「今から埼玉県に帰らなくてはなりません。
2000円置いていくので、自転車を貸してもらえませんか。」
店主は、一瞬迷ったそうですが、
この状況だから仕方ないと思い、、
「2000円はいらないよ。あなたを信じるから、明日には返してほしい。」
そう言って、自転車を貸したそうだ。
次の日、、
店主は営業をしながら、その男性が自転車を返してくれるのを待った。
でも、、
その男性は待てども待てども来なかったという。
夜8時。
やっぱり持ってこなかったかぁ、、
そう思いながらお店を閉めようとしたとき、、
一台の車がお店の前に止まった。
「昨日はありがとうございました。」
声の主は、
店主が待っていた、その男性だった。
その男性は、
自分の奥さんとお子さんを連れて、自転車を返しにきたという。
店主は、、
まだまだ東京も捨てたもんじゃないな、、
と思ったそうだ。
男性が家族を想う気持ち
店主が男性を信じる気持ち
男性が家族を連れて自転車を返すという、、その気持ち
気持ちって、、伝わるものなんだって、思う。
信じることって、、なかなか、難しいことかもしれない。
それでも、、信じることって大切なことだと思う。
信じて裏切られたら、、傷は残る。
でも、、
裏切られることを怖れないで、
信じる道を選べば、、
相手に伝わるものなんだと思う。
綺麗事かもしれない。
だけど、、
僕は、そう思うし、そうやって生きたいと思う。
綺麗事でも、、
実際にそうなれば、それは綺麗事とは言えなくなるんじゃないかな、、
そう思った。