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手術を受ける、受けさせる。。大切なことって。。 [小耳症]




はいさぁい♪みなさん元気ですかぁ~♪





今年もあと少しなのでね、


土曜日といえば!


の、、


土曜日だよ、小耳症トークの曜日だよ^^~2013年末スペシャル~





今年も小耳症のお子さまをお持ちのご家族とお会いしたのですが、
その中で、手術を受けた方がいいのか受けない方がいいのか、、
という話がちらほら聞こえてきたことがあって、
それについては、
このブログで何回か書いたので、
そちらを読んでいただければと思うのですが、、

(2013年10月28日・・手術を受けさせるかどうか。@小耳症参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2013-10-28

(マイカテゴリー:小耳症もよろしければどうぞ)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301568142-1



手術を受ける、もしくは手術を受けさせようと考えている親御さんも、
もちろんいらっしゃったんですね。
その親御さんの多くが気にしていたことは、、
「子どもの気持ち」「子どもの心」なんです。


手術を受けることについてまだピンと来ていない。

今は手術を受けると言っているが、小学校に入って手術が嫌だと言ったらどうしよう。

手術が怖いから受けないと言っている。


もちろん他にもいろいろあると思うんですけど、
そういう話を結構聞くんです。


そんなとき僕が特に思うことが、
やっぱり、手術は怖いよな。。
ということなんですよね。

そして、
病院や先生を選ぶときは慎重に選んでほしいな、、、
と思うんです。




手術をするのは親であるお母さん、お父さんじゃないのですから。


これは、どっちの意味もあって、、

ひとつめは、
手術を受けるのは親じゃなくて、小耳症本人であるということ。

もうひとつは、、
手術を執刀するのは親じゃなくて、医者であるということ。



ひとつめの話。

自分が小耳症本人で手術を受ける立場になって考えてみてください。

いくら親が手術の内容をわかっていても、
子どもにはわからないことが多いです。

わからないことが多い中で、
あえて失礼な言い方をすると、、
どこの誰かもわからない人(←先生です。言い方悪くてすみません。)に、

手術をするよ^^

怖くないよ^^

って言われて、
「わかりました。よろしくお願いします。」
と、言えるでしょうか。

それは、
実際にお子さんと接している親御さんの方がわかっていると思うし、
お母さんお父さんが、手術をする本人の立場になってみれば、
少しは察することができると思います。


この人なら大丈夫。

この人なら信頼できる。


大切なのはやっぱりそこじゃないかと思います。



先生との信頼関係。


それは、
親がそう思うんじゃなくて、
手術を実際に受ける子どもがそう思うことが大切なんじゃないかと思うんです。


それには、
手術をしてくれる人、、先生と
何回も会って話をしたり、
何回も会って説明を聞いたり、、
っていう、、
そういうことが大切なんですよね。

コミュニケーションが大切だと思うんです。


信頼関係ってそういうものじゃないですかね。


1回や2回会っただけじゃ相手のことはわからないし、
10回、20回会ったとしてもあまり話をしないのであれば、
やっぱりどのような人かわからないし。


大人でもそうなんだから、
子どもはもっとそうなんじゃないですかね。


手術を受けさせたい、
でも、子どもの気持ちや心も大切だ、
と思うのであれば、
しっかりと向き合ってくれるそんな先生にお願いした方がいいと思います。



ふたつめの話。

自分が手術を執刀する医師の立場になって考えてみてください。

もちろん、医師の仕事は患者さんを診ることだけではないと思うし、
他にもやらなければならないことがたくさんあると思うし、、
もしかしたら、「心が大切」なんていうことを言っていられないかもしれません。

医師によっても患者さんの数も違うだろうし、
忙しさも違うだろうし。

それでも、、考えてみたとき、、
自分が医師で、手術をするとして、
「子どもの気持ちや心が大切」
と思っていたら、
その小耳症の患者である子どもにどのように接しますか。


手術をするまでにどのようにして子どもとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くか。

手術の説明はどのタイミングでするか。

子どもにどのように手術について説明するか。



どのように考えますか。

自分の考えとまったく同じなんてことはないと思います。

それでも、
考えてみたときに、自分の中で大切に思うことはあると思います。


手術の説明時期や説明の仕方については、
それこそ子どもが大きくならないとできないことかもしれないけれど、
子どもに対する接し方は何度か診察を受ければわかると思います。


だからこそ、
自分が思うような接し方だったり、診察方法だったり、
そういうところをしっかり見ないといけないんだと思うんですよね。

そして、
親として、この先生なら大丈夫。

子どもとの信頼関係も築けると思う。

そう思える先生にお願いした方がいいと思います。




かなり偉そうなことを言っていると思います。


僕は親でもなければ、医師でもないですし。。


でも、
手術を受けるって、、本当に怖いと思います。

大人だって、怖いと思うんだから、
子どもが怖くないはずがないと思うんですよね。
もちろん人それぞれだと思いますが。



そこで大切なことは何なのか。


手術の腕が一番大切。

命がかかっていたらそうかもしれない。

大人だったら、そうかもしれない。



でも、
小耳症のお子さまをお持ちの親御さんが、
手術を受ける、受けさせよう、、受けさせたい、、
でも子どもの気持ちはどうなのか、、
子どもの心はどうなのか、、

そう悩んでいるのは、
まだ小学4年生、、10歳で手術をすることをひとつの目安としているお子さんなんですよね。


もちろん、手術をする以上は命の危険がないとは言えないと思うし、
手術をすることによるいろいろな疾病等もあると思いますから、
手術の腕が良いにこしたことはないでしょうし、
手術の後の耳の形が綺麗であるにこしたことはないと思います。


ただ、
お子さんが、手術に向かう気持ちがしっかりできていなければ、
腕がいいとか、術後の耳が綺麗とかそういう話ではないと思います。


手術に向かう気持ちができて、
初めて腕がいいとか耳が綺麗とか、、
そういう話になるんですよね。





僕の手術をしてくれた荻野先生は、いつも優しく笑顔で話をしてくれました。

年に何回も通院しました。

むしろ、
その通院が楽しみですらありました。



このおじぃちゃんなら大丈夫。


漠然とだけど、そう思えました。


小学生の僕には、それ以上何もない。
ただただ、安心していました。


安心して、手術に向かうことができました。


そうはいっても、
それでも入院して、いざ手術をするときには怖かったです。


それでも、がんばれた。


それは、
手術までの10年間の、荻野先生と僕との時間がたくさんあったから。

僕は荻野先生を信頼していたから。


手術の怖さを吹き飛ばすぐらいの信頼。


たかが、小学生の信頼かもしれないけれど、
小学生だからこそ、
絶対的な信頼があった。


そういう経験をしたからこそ、
お子さんの心は大切だと思うし、
手術に立ち向かう勇気は、
先生との信頼関係から生まれるんじゃないか、、
と思っています。



もちろん、先生への信頼だけじゃないと思いますけど、

でも、
手術をしてくれる人を信じることができなかったら、、
やっぱりなかなか気持ちは手術に向かない気がするんです。


親が先生を信頼するんじゃなくて、手術を受ける子どもが先生を信頼する。


そこが大切なことなのではないかと思います。



ちなみに僕は、、
信頼というものを大切にしたいな、、なんて思ってるんですけどね、

それって、、
この小学生だった頃、
なんとなぁくかもしれないけれど、
小学生なりに信頼というものを感じることができたから、、
それが今に繋がっているのかな、、と思っています。


荻野先生に感謝ですね。





お子さんの気持ち、心が大切。


そう思う親御さんは、
手術をする病院、先生を選ぶのは大変かもしれないですが、
気になった病院や先生は、
インターネットの情報だけでなく、
ぜひ受診して、先生と接してみてほしいな、、と思います。

手術をする先生、病院は全国にあると思います。

その中で気になる先生がいたら、
できる限り、一度でいいから受診してみた方がいいと思います。


インターネットではなく、
自分自身で感じて、その先生、その病院でいいのかどうかを、
判断していただければいいのではないかと思います。



もちろん、
多くの親御さんがそのように病院や先生を探していらっしゃると思います。

そして、
病院や先生を決めて、通院されている方もたくさんいらっしゃると思います。


それでも、
もし、お子さんが手術を怖がっているのであれば、
その理由が何なのか、
ちゃんと見てあげてください。

もちろん先生が理由で手術が怖いというわけではないかもしれませんが、
小学生で手術、、
手術が近くなればなるほど、
なんとなくでも手術のことはわかってくるだろうし、、
怖いものだと思ってくると思います。


先生との信頼関係って書いたけど、
親との信頼関係は絶対に必要だと思います。

だから、、しっかりとお子さんと向き合ってあげてください。


やっぱり、、一番は、、親だと思うから。。





あぁ、、今日はずいぶん偉そうなことを言っちゃったかな。。



という気がします。


かなりします。


言うのは簡単で、
実際に子どもの親でもない僕がこんなことを言うのはどうなんだ、、
という気がするのも正直な気持ちです。


それに、
これはあくまでも僕個人の考え方なので、
「何言ってんだ!」と思うこともあれば、
「ちょっと違うかな。」と思うこともあると思います。


でも、
僕は同じ小耳症の手術をした本人として、
また小耳症のお母さまとお会いしてお話をしたり、聴いたりしたときに、
感じたことをどうしてもお伝えしたかったので書きました。

手術を考えている親御さんに、
手術をした小耳症本人としての想いや考え、感じたことを、
少しでもお伝えできていればいいな、、
そう思います。





小耳症の治療や手術等って、
何が正しくて何が間違っているとか、、
そういうことはないんですよね。



自分が正しいと思うことをできる限り選択してほしいと思います。





お子さんが真っ直ぐに育つことを、願っています。





土曜日だよ、小耳症トークの曜日だよ^^~2013年末スペシャル~



でした。



来年も、小耳症のことをたま~に書ければ、、と思います。

が、もう言いたいこと言いきっちゃってる感じですので、、

おそらくはあまり書かないかもですかね^^;




最後まで読んでくださり、ありがとうございました。





今日も1日笑顔で楽しく過ごせますように☆





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