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バースデイ李香蘭の感想を、、^^ [李香蘭]





はいさぁい♪みなさん元気ですかぁ~♪





今年、、戦後70年なのにやらないのかなぁ、、


なんて思っていたら、、やってくれた李香蘭



今回もしっかり目に焼き付けて、胸に刻みました。




2015.9.11李香蘭キャスト.JPG



ってこれ、、911日、、バースデイ李香蘭の話なんだけど、


感想をまだ書いていなかったので^^


(2015年9月11日・・本日、李香蘭です☆@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2015-09-11




今回は、、いつもにも増して、、涙が^^;


ってことで、ここからはネタバレです。



今回は1幕からいろいろなシーンについて^^



まず、李香蘭の命名の場面。

本当に綺麗な音楽なんですよね。

そして、淑子ちゃんと愛蓮。
ふたりが手を取り合って歌うシーン。

中国と日本の友好の懸け橋になる、、なれるという想いであったり、
これからの輝かしい未来が、
その歌を通じて伝わってきて、本当に素敵な場面ですよね。

個人的には李香蘭で一番良いシーンだと思っていて、
ただ、、
前にも書いたように、、
実際はその後、、
輝かしい未来とはかけ離れた未来になるんですよね、、
それをわかっているからなお涙が出てくるんだけど、
李香蘭の命名の場面は、
いつ観ても、心が洗われるような、、そんな気がします。



次は、、マンチュリアンドリーム

この満州国建国のシーン、
最初観たときは、
一幕フィナーレなんじゃないかと思ったぐらい、
壮大さがあって、メロディもそうだけど、
満州国建国で輝く未来が見えるんですよね。

だから、みんな本当にいい顔しているんです。

そのみんなの表情が大好きで、
この曲が大好きで。。

胸にグッとくるものがあるんですよね。


まぁ、、そういう話とは別に、
僕が1個目の会社にいたときに、、
李香蘭を観劇したんですけど、
そのときにマンチュリアンドリームに感動して、
目覚ましの音楽をマンチュリアンドリームにしてたんですね。

でもまぁ、、
結構、、その当時、会社が辛くてね^^;

今となってはよかったことだって思えるけど、
朝、マンチュリアンドリームを聴くと、、
なんとも変な気持ちで起きちゃってたなぁ。。
なんて、、その頃を思い出しちゃったりなんかもするんですね^^;

あぁ、、あの時よくがんばったなぁ、、
みたいな^^;


今回はそれに、
さらに、吉武大地溥儀が登場してきて、
最後、真ん中で歌うもんだから、、
それにも感動して。。

吉武大地のための曲なんじゃないかぐらいの、、
最後、吉武大地溥儀を囲んで、、みんな素晴らしい顔で歌う。

って、、もうわけわからん感じで涙が出てきました^^;


いろいろな思いにさせてくれるシーンですね^^



抗日運動の場面。

今回は、、今まで以上に愛蓮に目がいっちゃって、、
それでいて、、
香蘭を想う気持ちも痛いほど伝わってくるし。。

愛蓮の、中国を想う気持ち、香蘭を想う気持ち、、
香蘭の、ふたつの国を想う気持ち、、愛蓮を想う気持ち、、

お互い想っていても、
それだけではないものがそこにあって。。

今までも涙が出てきたけど、、
今回は、、かなり涙が出てきました。

同じ方向を向いていたはずなのに、
別れなければならないふたり。。


いつもは、、
最後の香蘭の、、「心にも国境があるのですか」というそのことば。。
胸が締めつけられる思いで、今回もそうで、、
香蘭の想いをすごく感じたんだけど、

でも、、それ以上に、、
一番印象に残っていることばは、、
その香蘭のことばの前、、

やめて香蘭あなたのことは好きよ
でも日本人を許さないわ

という、愛蓮のことばでした。

愛蓮の覚悟をすごく感じたような気がします。



2幕に入って、、松花江上、、チュイパのシーン。

中国の遊撃隊の青年が、、
故郷の歌をみんなに歌われながら、、最期を迎えるんですけどね、、
みんな、、国は違えど、故郷を想う気持ちは変わらないんですよね。

このシーンを観ると、、本当にそう感じます。

愛蓮が歌い、、そして、、みんなが続く。。
みんなどんな想いで、、
この歌をうたい、、彼の最期を看取ったのか。。
そう思うと胸が痛みます。



特攻隊のことば、、わだつみのところから、海ゆかばの場面。

僕なんかより若い世代の青年たちが、
いろいろな想いを胸に、飛び立っていく。

母を想う青年、妹を想う青年、父を想う青年。

どの想いも嘘偽りがなく、
僕はそれをただただ、、きくことしかできなくて、、
本当に何とも言えない気持ちになります。

そして、、
海ゆかばは、、戦争の映像がスクリーンで流れるんだけど、
ここは、、目を背けたくなるんだけど、
しっかりと見なければいけないんですよね。


この、特攻隊から海ゆかばのところは、
これから先もずっと語り継がなくてはならないことだと思うし、
ただただ、、涙があふれます。



そして、、
最後、、香蘭と愛蓮の再会から、、裁判長まで。。

今回は、
香蘭と愛蓮の再会のところからずっと涙が出てました。

10年ぶりに再会した香蘭と愛蓮、
愛蓮はただただ、香蘭の無事を願い、
香蘭に日本に帰るように懸命に説得する。

香蘭は、、
愛蓮の「日本が負ける」ということばを信じられないでいるけれども、、
でも、、
愛蓮のことばにしっかり耳を傾けて、、
状況を理解する。


♪戦争が終わるの

この愛蓮のことば、、
本当に力強くて、このときの音楽がとても綺麗で。

香蘭を目覚めさせる
という想い、

新たな世界が始まる
という想い、、

とても伝わってきました。


これ、前にも書いたかもしれないけれど、
今度こそ、輝く未来が見えているんですよね。

と、、僕は思っていて、、
愛蓮のことばの、、力強さの中には、
愛蓮の戦争を戦い抜いた強さというよりは、
ようやくこの戦争から解放されるという強い想い、
そして、
香蘭を目覚めさせるための必死の想いが伝わってくるような気がして、
綺麗な音楽の中にも強さを感じる、、
そんな風に感じました。


ただ、
このあと、香蘭と愛蓮が一緒に歌うところ、、

香蘭:戦争が終われば 平和が来るのね
愛蓮:戦争が終われば 平和が来るのよ

香蘭:悲しみの日は去り 平和が戻っても
愛蓮:悲しみの日は去り 平和が戻っても

香蘭:私のいるところは   この国にはない
愛蓮:あなたのいるところは この国にはない


この最後の、、
香蘭:私のいるところは   この国にはない
愛蓮:あなたのいるところは この国にはない

についてだけは、、
ハーモニーは綺麗なんだけど、、
とても切なく、、悲しみもあって、、
っていうのを今回すごく感じました。



そして、、そのまま上海軍事法廷のシーンへといくんだけど。。

ここはもう、、何も言うことがないですね。

怒り、憎しみに満ちた群衆の中で、
李香蘭は裁かれるわけだけど、
香蘭の、、小さくなった感じ。。

もうね、、みていられないんですよ。。


香蘭は、
中国と日本、ふたつの国を愛し、ふたつの国の未来のために。
っていうその想いで今まで生きてきたのに、
結果的に、このような形になっちゃって。。

でも、、
その小さくなった香蘭を、、裁判長が包み込むんですね。

許そうこの娘を憎しみを憎しみで返すなら
争いは未来永劫続くだろう

と、、いう裁判長。


そして、

徳を以て 怨みに 報いよう

と、法廷に響き渡る大きな声で群衆に訴えかける。

そのことばに、、弁護官が、、愛蓮が同調する。

すると、、
その怒り、憎しみに満ちた群衆たちが、
裁判長のことばで、
弁護官のことばで、、
そして、、
愛蓮のことばで、、
少しずつ怒りや憎しみではなく、、
許そうとする気持ちを持ち始めるんですね。

裁判長のことばで、、
最後、、
憎しみから許しへと法廷全体が変わっていくところは、、
もう、、言いようのない思いで胸がいっぱいになります。

最後の最後、、
徳を以て 怨みに 報いよう
と、、全員で歌うところの、、、
あのパワーは、、本当にすごいです。


初めてみたとき、、
裁判長に衝撃を受けたけど、、
最後の全員で歌うところにも衝撃を受けて。。

今でも、何かいやなこととか?あったときはね、、
この裁判長のことば、、思い出して、、歌ってます^^;


徳を以て 怨みに 報いよう



他にも気になるシーンや好きなシーンもあるんだけど、
今回は、観た中で特に印象に残って、、しかも涙が出た部分だけ^^



この李香蘭を観た後って、、
いろいろ感じることがありすぎて疲れるんだけど、、
本当に、、後世に語り継いでいかなければいけない、大切なミュージカルですね。

でも、、
内容もそうだけど、
これほど完成度の高いミュージカルもそうないので、
そういった意味でも、、僕としてはとても大好きなミュージカルです。





では、この勢いで、、キャストについて少々^^



李香蘭は野村玲子さん

この人が李香蘭じゃなかったから、、
こんなにこのミュージカルを好きにならなかったかも、、
そう思うぐらい、
僕にとって、李香蘭は野村玲子だったわけで。

ここ最近、
李香蘭を観にいくたびに、
以前より声が出ていないかなぁ、、
なんて思い、
次やるときも李香蘭は野村玲子でやってくれるのかな、、
なんて思ったりもしていたんだけど、
今回も李香蘭は野村玲子だったんですね。

今回は、
もしかしたら、、これが最後かな、、
なんて思いながら観ていたんだけど、、
やっぱり、、野村玲子、、よかったです。

正直、
声は、前ほど出ていない部分もあったし厳しかったですよ。

でも、
高音については相変わらず安定感あったし、
ピッチとかも決めるところをカチッと決めるあたりは、、
さすがは野村玲子でした。


やっぱり、、
僕の中では、李香蘭は野村玲子しかいなかったから、、
今回、観ることができてよかったって、、
素直に思います。



愛蓮は秋夢乃さん

前回観たときも秋さんで、
そのときは秋夢子さんだったんだけど、
今は秋夢乃さんって名前に変わっているんですね。

(2013年9月28日・・♪徳を以て 怨みに 報いよう@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2013-09-28


その夢乃さんなんだけど、、
すごくよかったです。

香蘭のことを想う気持ちがとても強く出ていて、
香蘭と出逢ったときから、
遊撃隊を抜け出して香蘭に会いに来たところ、
そして、裁判のシーン、
どんなときも香蘭を想う気持ちが滲み出ていたように感じました。

抗日運動のときの、
香蘭は中国人です。
って、、いうことば、迫力あったな。。

でも、、
香蘭よりも中国を選んだわけで。。(当たり前だけど)
って、、
香蘭を嫌いになりたくなかったから香蘭に別れを告げたんですよね。

よく伝わってきました。

その場面は、、
今までになく、涙が出てきました。


で、夢乃さんは、
キリッとした顔立ちがまた素敵。

それに、、歌がうまい。

高音がしっかりしていて、
とても綺麗で聴きやすくて、、

今までに観た愛蓮の中で、
僕としては一番だったように思います。

秋夢乃さんの愛蓮をみて、、あまりの感動で、、
秋夢乃さんが気になって気になって、、
しょうがなくなっちゃったよ^^;

だからツイッター、、フォローしちゃった^^



川島芳子は、、雅原慶さん

これまで観てきた濱田めぐみ、樋口麻美とは違ったタイプだった。

結構、強めな印象があったかな。

この「強め」っていう表現、、
説明が難しいんだけど、
物語を進める役回りなんだけど、
柔らかさがあまりなかったような。

まぁ、柔らかさが必要かっていう話でもあるんだけど。

ただ、歌はうまかったです。

声の伸びも良かったし、
音域もカチッとハマっている感じがしたし、、
エルファバをやったことある方ですよね?

もし可能なら、今度エルファバを観てみたいですね。



杉本は、、上野聖太さん

杉本といえば、芝清道のイメージが強いから、
今回どんな風になるのかな、、
なんて思いながら楽しみにしていたんだけど、、
まずは若くてびっくり。


まぁ、、実際、杉本はあれぐらい若いんだろうから、
芝清道で見慣れているっていうのもあるのかもしれないですけどね^^;


ただ、、李香蘭命名のシーンの、
淑子ちゃんの魅力をいやが上にも際立たせる
は、ちょっと、、杉本が若すぎる感じでした。

他にも、香蘭との別れのシーンでも、、
どうしても年齢差が否めなくて^^;

香蘭が野村玲子のときは、
もう少し年齢が上の人が杉本をやった方がしっくりくるような、、
そんな気がしました。


で、、杉本ですが、、歌がうまかったです。
香蘭との別れのシーンなんかは特に印象に残っていて、
声の伸びとかが、、心地よかったです。

って、、悲しいところなのにこの表現、、
正しいのかわからないけど^^;



王玉林は、村田慶介さん

よかったです^^
初めての舞台だったとか?

杉本に対するときの発言や、中国を想う気持ち、
よく伝わってきました。

あまり歌う部分はない役なので、
歌についてはそれほど印象がないので、
今度は歌を聴いてみたいですね。



裁判長の山田大智さん

大きい。

からだも大きいけど、
歌、声、眼差し、、
そのすべてが、、
優しさを持っていて、、大きくて。。


最後、法廷のシーン、、

徳を以て 怨みに 報いよう

最高に感動しました。



そしてそして、、
満州国皇帝溥儀、リットン郷を演じた吉武大地さん

ごめんなさい。

この前書いたとおり、、
溥儀やリットン郷ではなく、、
吉武大地を感じてしまったので、、
役についての感想はちょっと難しいのですが、

大地さんの声、久しぶりに聴けてよかったです。

(2015年9月13日・・李香蘭、、もうひとつの感動。。@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2015-09-13


やっぱり、、
オーケストラピットや、後ろで聴くのとは全く違って、、
大地さんの声を真正面から感じることができて本当に良かったです。

あ、、
でもね、、
リットン郷でのあの華麗な立ち振る舞いと、溥儀のあの頼りなさと、、
おもしろくて(←表現おかしいか?)良かったです^^




今回は、、最後、、
カーテンコール、大号泣だったけど、、
久しぶりに、、
誰かが立つとか関係なく、、
立ち上がって拍手していました。


李香蘭の野村玲子に。
愛蓮の秋夢乃に。
裁判長の山田大智に。
吉武大地に。
このミュージカル李香蘭を演じたすべての役者さんに。

そして、、
ミュージカル李香蘭に。。



本当に感動しました。



題材としては重いかもしれないけれど、、
このミュージカルは、
歌や音楽、演技だけでなく、そこに祈りが加わって、、
このミュージカルを作り上げた方々や、演じている方々の想いがとてもよく伝わってくる、
本当に素晴らしいミュージカルだと、、
改めて感じました。





ってか、、


バースディ李香蘭感想、、


なぜ今なのか、、


というと、、


李香蘭、、12再演なんだよーーー!!!!





ミュージカル 李香蘭


自由劇場にて、123日から129日までの6公演です^^



チケット絶賛発売中です☆





ということでね、


128日、、李香蘭行ってきますよ^^




李香蘭野村玲子さんだし、


愛蓮秋夢乃さんだし、、


裁判長山田大智さんだし、、


もちろん、吉武大地さん出るし^^



あと、、石毛美帆さん^^


一生懸命探すんだ^^



なので、、


今年最後のミュージカル、、


李香蘭、、心して気合い入れて、、楽しみたいと思います







今日も1日笑顔で楽しく過ごせますように☆






2015年9月李香蘭.JPG







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