夏の風物詩 [日記]
あれは、雨が降ったりやんだりして、、とても蒸し暑い夜だった。
新橋で飲んで家に帰ってきた僕は、
イイ感じで酔ってはいたものの、少し飲み足りなかったのもあって、
お家でも島酒を飲んでいた。
そんな中、あのテレビが始まった。
ねぇ、せっかく怖いの観るんだし、部屋の電気消してみようよ＾＾
いいよ＾＾
そんなことをさぁきと話し、部屋の電気を全部消して、、
「ほんとにあった怖い話」を観る。
クーラーをつけている部屋は少し寒かった。
テレビを観て、、さらに寒くなるのを感じた。
怖い写真や映像の番組だと、
こんなの今の時代じゃいくらでも加工できるよ。
なんて自分自身に言い聞かせ、何ともなく観ることができるのだが、
この番組は、
しっかりとしたストーリーがあって、映像もまたリアルで、
本当にあったとは思いたくないような話が展開されるから、
正直、、途中で何度もチャンネルを変えたくなる。
今回もとても怖い話が展開され、
真っ暗な部屋で観ているさぁきと僕は、、
一言もしゃべることができないまま、、
静寂の中、テレビを観ていた。
怖い。
でも、、気がつくと、、
眠い。
眠い。。
新橋で夕方5時からお酒を飲んで、帰ってきてさらに島酒を飲んでいた僕は、、
怖い話を観ながら、、眠くなっていた。
いや、怖い。。
でも、、眠い。。
怖いのと眠いのとの狭間で、、僕はある決断をした。
怖さも和らぎ、眠さも和らぐ、、ある決断。
さぁき、電気つけていい？
いいよ。
おそらく、テレビが怖かったであろうさぁきは文句を言うこともなく電気をつけることを了承した。
僕は、クローゼットの近くの電気のスイッチへ向かう。
ん？
一瞬、何か、、ヘンな感じがした。。
嫌な、、そんな感じがした。。
これ、、なんだろ。。
そんなことを感じつつ、、電気をつけた。
出たーー！！！
さぁき！！さぁき！！
なにぃ！！
出た！！出た！！！
何が！！何が！！！！
ゴキブリ！！！ゴキブリ！！！！
ほら！！そこ！！そこ！！！！
クローゼットに見事に佇む親指ぐらいの大きさはあるゴキブリ。
僕は怖いのも眠いのも一気に吹っ飛んだ。
さぁき！！
シューして！！シュー！！！
はやく！！はやく！！！
そう言ってゴキジェットを渡す。
すると、、そこはさすがさぁき、迅速かつ冷静に、シューとする。
ゴキブリはクローゼットから飛んで、壁にひっつく。
飛んだ！！飛んだ！！！！
大騒ぎの僕を横目に、さぁきはシューをする。
シューーーーーーーーーー
無事、、この一大事を切り抜けた、、さぁきと僕。（主に僕）
さぁきありがとう。
そしたら、、それ取って捨てて。
えー！！
捨てるのも私がやるの？！
お願い＾＾；
お願いします＾＾；
ということで、、ひと安心。。
気がつくと、、テレビでは「ほんとにあった怖い話」が続いていたが、、
あの、電気をつけたときのゴキブリのあとだったら、、
もう何も怖いものはない！
そんな強い気持ちになった夜だった。
何事も、強い心を持つことで、乗り越えられる。
これからも、弱くなっちゃうこともあるかもしれないけれど、、
強い気持ちで、強い心で、生きていきたいと思いました＾＾
