SSブログ

李香蘭2016、バースデイ李香蘭♪ [李香蘭]





はいさ~い☆





バースデイウィーク最終日土曜日は、やっぱり李香蘭について^^



今回は2回観にいったので、その感想^^

(2016年8月31日・・いよいよ9月☆李香蘭☆@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2016-08-31



というよりは、、


応援している女優さん、石毛美帆さん感想^^


2016.9.11李香蘭キャスト表.JPG





そうです^^


今日ブログは、、長いやつです^^





ではでは、、いきますか^^



石毛美帆さんは今回も昨年と同様に、女性アンサンブルでの出演で、


中国人の役も日本人の役や、、ひとりで何役もするので、


どのシーンに登場するのか、、昨年の登場シーンも気にしつつ、、


ウォーリーを探せのように探しました^^




あ、、ここからはもちろんネタバレありますよ^^;




まずは1幕冒頭、中国人の群衆のひとり、中国人の女性として登場。
香蘭を囲んで、ダンスをするんだけど、
このシーンって、
「殺せ殺せ」って、、
結構ストレートな言葉が発せられるんですね。

その言葉のとおり、
全身から怒り、憎しみが出ていて、表情も鬼のような表情で。。

昨年は、表情だけが印象に残ってたんだけど、
今年は、その表情だけでなく、ダンス、、
というか、身体全体からの怒り、憎しみをとても感じました。



そして、そのまま上海軍事法廷
昨年と同様の位置。
香蘭のすぐ横で憎しみに満ちた表情。

うん、、やっぱり怖かった。
憎しみしかない目でと香蘭を見る。
表情をほとんど変えることなく、、
ただただ、憎しみに満ちた顔、目で。。

とても迫力がありました。


昨年、中国の青い服の女の子で登場した李香蘭命名の場面は、
今年は出ていなかったです。
次回に期待^^
今度は、、日本人の女の子役やってほしいですね^^

でも、、あの青い中国服よかったよな。



満蒙は日本の生命線の場面。
ここは、男性6人軍人が歌うので、石毛美帆さんは出演していないんだけど、
前にも書いたとおり、低い声とダンスの微妙なズレが好き^^

(2013年9月28日・・♪徳を以て 怨みに 報いよう@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2013-09-28


小さいことは気にしないというような、、大きさを感じます。

で、、この歌の中でかなり好きなのが、
♪一月 我が軍 錦州入城
ってところ^^

とても声が低くて、
これ、、もしかしたら李香蘭で一番低いんじゃないですか?
違うのかな。。

そんなに低い声、、出るんだねぇ。。
なんて思いつつ、
安定した低さで、、どっしりした感じがたまらなく好きで。

しかもここを歌うのが、裁判長をやっている人なんですよね。

裁判長をやって、日本の軍人もやって、、
なんか、、おもしろいですね。

山田大智さん、カッコよかったです。



マンチュリアンドリーム
これはいつみても壮大なスケールで、輝かしい未来をみていていいですね。

石毛美帆さんは、
前回と位置が変わっていて、
今回は舞台に向かって左側、下手ですね。
奥から2番目^^
そこにいました^^

このシーンは、
この李香蘭という演目では数少ない、笑顔が見られるシーンなんだけど、
今回も、希望にあふれ、夢にあふれ、、
素敵な笑顔でした。


でも最近、ふと思ったんだけど、、
実は五つの民族、、同じ方向をみているようで、
少しずつ違っていたのかな、、なんて気もして。。

ちょっと、、気がつくの、、遅いですかね^^;


実は、このマンチュリアンドリームにいく前の、、
川島芳子の歌、、

♪13年しか続かなかった幻のマンチュリア~

っていう部分が結構好きで、
このミュージカルの中では、
川島芳子が歴史を紹介するような、、そんな立ち位置にいるから、
13年しか続かないことを知っているわけで。
だから、
あのような重いというか、、切ないメロディーになっているんだと思うんですね。

だからこそ、
マンチュリアンドリームが映えるというかなんというか。

輝く未来を夢見ているけど、、その夢が儚く感じる、、
そんな気がしました。



平頂山の村民、、
今年も目を凝らしてみたけど、、
1回目、9月8日にはいたように思いつつ、、ちょっと、違う気もしつつ、
だったけど、、
2回目、9月11日にもう一度みたときは、、いなかったです。

と、、自信を持って言い切れない気もするけど、、
やっぱりいなかった気がするな。。



抗日運動の場面。
許せない 許せーなーい!
ここもとても耳に残る歌詞と音楽で、
気持ちをそのままストレートに表現していますよね。

このシーンは、前回と同じ立ち位置でした。

戦うー!
って、歌うというか、言うシーンは、
日本と戦う決意が強く滲み出ていていました。

ここが、石毛美帆さんの声を唯一聴けるところなので(ひとりで歌という意味で)、
気合い入れて聞きましたが、、
僕以上に、石毛美帆さん気合い入ってました。

いや、、石毛美帆さんじゃなくて、、中国人学生^^;

とにかく常に険しい表情で、
同じ中国の学生たちが話す一言一句で、
みんなの一致団結感が増していく感じがあるんですね。

祖国を守る覚悟、決意の表情はさっき険しいって書いたけど、
険しいというよりは、とても凛々しく、勇敢な感じを受けました。


で、、途中、ストップモーションになって、
香蘭と愛蓮の別れのシーンになるんだけど、、
ここは毎回書いているように、胸が痛い。

しかも、結構好きなメロディーがカットされてるんですよね。
まぁ、、しょうがないのかな。



満映撮影所の場面
今回は出ていなかったですが、、この後の場面に今回は出てました。



防空演習のシーン。
左から3番目にいました^^

このミュージカルで、唯一、コミカルって言っていいのかな、、
そんな風に感じる場面で、
よっこいさ的な感じで防空演習していました^^

これは、前回(12月)はやっていなかったと思うので、初めて^^

なんていうか、、
一生懸命防空演習してるんだけど、
その一生懸命さが滑稽と言うかなんというか、、
表現がイマイチわからないんですけど、
石毛美帆さんの、今までに見たことのない一面を観られたような気がします。



そして、次は国旗を振るシーン。
♪天に代わりて不義を討つ~
って。
左から2番目にいました。

昨年は、大地さんが旗を振ってたんですけど、、
引き継いだのでしょうか^^

こちらは逆に、
兵隊さんを鼓舞するように力強く旗を振っていて、、
先ほどの防空演習とは一転、
自分は日本で自分なりの戦いをするから、
兵隊さんはしっかりと戦ってきてほしいというような、
強い気持ちを感じました。


と言いつつ、
こちらも、ちょこっと安心できるような音楽だったりもするので、
防空演習と国旗を振るところ、さらには子どもたちが行進するところは、、
ある意味、、同じと言えば同じなんでしょうね。

戦争に向けて、状況が悪化している部分を、
あえて、あのようにコミカルとは言わないかもだけど、
重くし過ぎないようにしてるのかな、、なんて思いました。



さらにその後、ちょうちんを持ってうねり歩いてました^^

あれは、、いつみてもどう解釈していいかわからない部分ではあるのですが、
ばっちり、、うねり歩いてました、、よね?



そして最後、1幕フィナーレ
最後のシーンは、
着物を着て、新聞記者さんに肩に手を置かれていました。

昨年と同じですかね。
昨年も、何の役かわからず、肩に手を置かれていた印象はなかったんですけど、
今年も何か、、わからなかったんですね。

(2015年12月19日・・李香蘭で出逢った女優さん☆@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2015-12-19


9月8日にみたとき、
最初、着物の女性というのはわかったんだけど、
新聞記者さんが肩に手をおいていたから、どういう関係なんだろうなんて思ったんですね。
で、いろいろと確認をしたら、
新聞記者さんの妻なんだそうですね。

あのシーン、
純粋に、日本人の夫婦ということを表したかったのか、、
なんて思います。


そして、9月11日に、新聞記者さんの妻だということでみてみると、、
旦那さんを支える妻という雰囲気があって。

でも、それよりも、
とうとう戦争が始まってしまった、、
というような、、
これから先が不安だ、、
というような、、
そんな風にみえました。


ちなみに、
新聞記者さんも石毛美帆さんは演じる妻も左手の薬指に指輪、、
していないそうです^^



そしたら、、2幕^^

2幕は、、李香蘭のリサイタルで、、李香蘭の横でダンス^^
昨年は、シャーリー飯岡っていう名前だったけど、、
今年も、シャーリーさんだったのかな?

蘇州夜曲のときは、紫の衣装。
相変わらず綺麗^^
雰囲気が全然違いますよね^^

もちろんメーンは李香蘭なんだけど、
あのダンサーさんたちがいるから、李香蘭が映えるんですよね。

当たり前だけど、
1幕最初の中国人役のダンスとは全く違って、
とてもしなやかで優雅で、、綺麗でした。


そして、早着替え。
夜来香は、緑の衣装で登場。
香蘭のすぐ隣にいたりなんかして、、、テンション上がりました^^

よく見えるよく見える^^



と、、そんな感じで物語は進み、、
2幕フィナーレは、冒頭と同じ法廷のシーンに戻るんですね。

最後、上海軍事法廷に流れるまでのシーンでは、
怒りが爆発した中国人の群衆のひとり、中国人女性として登場。


1幕冒頭とちょこっと違い、
肩車っては言っていいのかな、、、
中国人男性の肩に乗って、上から李香蘭を見おろすんだけど、、
あの光景は忘れられない。

これからラストに向かっていくのもあるんだろうけど、
怒り、憎しみがより鮮明に伝わってきました。

あの肩車、、1幕ではないですもんね。


法廷での出来事は1回なのに、
ここまで物語を見てきて、、
2幕フィナーレ、そこに向かう流れで、
怒り、憎しみ、怨みといったものが、
増幅、増大され、爆発しているように思いました。



そして、そのまま上海軍事法廷
昨年と同様の位置。
香蘭のすぐ横で憎しみに満ちた表情。


1幕の冒頭に戻るという意味で、同じ法廷だから、
同じようにみえないといけないのかもしれなかったけど、
1幕のときより、憎しみがあったように感じたし、
表情だけでなく、全身から憎しみのオーラが出ているような気がしました。


でもね、
この憎しみのオーラや表情だったのに、、
最後、、李香蘭を許すんですよね。

その、許そうと思うまでの、表情の変化をみていて、、
今回もいろいろと感じました。


検察官が銃殺刑を求刑し、、
裁判長が、、
「被告何か言いたいことがあるなら申し述べなさい」
と言い、香蘭が歌うんだけど、、

香蘭が歌いはじめても、
憎しみの表情は変わらず、
何を言っても、どんなことがあっても許さないというような、
そういう感じで、
香蘭を見ていた言うか、、睨んでいたんだけど、

香蘭が膝をついたとき、、

「信じて下さい 生まれた国を 愛していたことを」
そう言って、、膝をついたとき、、
表情が変わったように見えたんですね。


一番近くで香蘭を見ているからこそ、
香蘭への憎しみが強いような、
言い方はおかしいけど、
誰にも負けないぐらい憎んでいるというような、、
そんな風に感じていたんだけど、

一番近くで香蘭を見ていたからこそ、
香蘭が今の想いを言い、
中国と日本、、二つの祖国を愛していたことを話し、
「信じて下さい 生まれた国を 愛していたことを」
と、、膝から崩れ落ちながら言う、、
その姿に心が揺れたんじゃないかな、、
と思うんです。

心が「動いた」んじゃなくて、、「揺れた」。


これね、、香蘭は歌うから、、見た目には泣いていないように見えるんだけど、、
やっぱり、、香蘭、、泣いてるんですよね。

膝から崩れ落ち、泣きながら想いを伝える、、
その香蘭の姿に、、動揺というか、何というか、、
ちょっと表現ができないんだけど、、
怒り、憎しみ、怨みといった感情で、ガチガチに固まっていた心が、
壊れはじめた、、そんな気がしました。


昨年もそうかな、、
なんて思って昨年の記事を読んだら、、
昨年はもうちょっと前、、
香蘭が、
何を言えばいいの・・・
と歌いだしたときに表情が変わったように見えたみたいだから、、
今回、僕の感じ方がまた違っているってことなんですかね。


一旦壊れはじめた、怒りや、憎しみ、怨みの感情を持った心。
それでも、
許さない、許せない、許したくない、許すわけにはいかない、、
そんな気持ちがあるからこそのあの表情だったのかな、、
と思います。

許そう、いや、、許さない
という、、そういう葛藤があってのものじゃなくて、
自分の壊れかけた心を必死で抑えようとしている、、
そんな風に感じました。


でも、、
裁判長が李香蘭に無罪を告げたとき、、
そして、
裁判長の「徳を以て怨みに報いよう」ということばで、、
壊れはじめた心を、、
抑えることができなくなってしまった。

このとき、許そう、、
という気持ちに変わったんじゃないかな、、と思います。


だから、
みんながまだ葛藤をしているとき、誰も許そうと歌わない段階で、
裁判長のことばに続いて、
「徳を以て怨みに報いよう」
と、、愛蓮と一緒に歌ったんじゃないかな、、
と思います。


今回、
昨年感じた、「憎いという気持ちを抑えている」という風に感じなかったのは、
怒り、憎しみ、怨みといった感情がなくなって(言い過ぎかな。。)、

許す

という、、
その気持ちが大きかったからなんじゃないかな、、
なんて思いました。

もちろん、
最後まで笑顔ではなかったけど、
でも、、何か、、気持ちを抑えているようには見えなかった、、
というか、、
気持ちを抑えているようには、僕は感じなかったです。


と、、まさかの昨年の記事否定?
いや、、昨年とはまた違った印象だったということですね。

(2015年12月19日・・李香蘭で出逢った女優さん☆@李香蘭参照)
http://gusukunoashiato.blog.so-net.ne.jp/2015-12-19



ってか、、ずいぶん長く書いたね^^;



これ、、僕が感じたことだから、


実際に石毛美帆さんどういう気持ちだったか、、


なんか、、きいてみたいよね^^



この話するだけで5時間ぐらい話せそうだよ^^;



でも、、


観る人によって感じ方や捉え方、印象は違うし、


そのときの自分自身の状況や心境によっても変わってくるから、、


どれが正解とかって、、ないんだよね、たぶん^^




それにしても、、


バースデイ李香蘭、、


千秋楽だったこともあるかもだけど、、


カーテンコールすごかったですね^^



そして、出演者のみなさん、素敵な笑顔でした^^




自身、とても心に残る、素敵な誕生日になったし、、


本当に感謝いっぱい笑顔いっぱいの、素敵な一日になりました^^





ありがとうございました☆





李香蘭2016.JPG





nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。